第25回 日韓保育交流研修
1992年に始まった日韓保育交流。第25回目を迎えた今年の日韓保育交流研修は11月3日~13日までの11日間の日程で韓国ソウルと光州で行われました。望之門保育園からは2名の保育士がソウルの2つの保育園で保育交流に参加してきました。言葉や習慣はもちろん保育の環境などの違いはありますが、お互いの国を行き来し交流を深めていく中で感じることはやはり、人と人との繋がりの大切さやお互いを知ることです。違いを認め合い、尊重しあえることの大切さを子どもたちにも伝えていきたいです。
【保育交流に参加した保育士の感想】
私はソウルの麻浦区(マポク)という場所にある「梨花子どもの家(イファオリニチップ)」にて研修をさせて頂きました。5歳児クラス(年長児)にて保育を学ばせて頂き、とても緊張しました。子どもたちから「〇〇先生!」と私の名前を呼んでもらい、私が用意していた「〇×ゲーム」や日本の手遊び「焼き芋じゃんけん」、大阪弁の絵本「なんでやねん」を韓国語で読ませて頂きました。言葉は分からなくても遊びを通して子どもと心が通じ合えたように思いました。自分のルーツである韓国で文化や言葉の違いを学び受けながら保育を通して子どもたちと関わる事ができ、「先生、愛しています」と韓国語と日本語でも子どもや先生からも言って頂き、最後の日には手紙でも日本語と韓国語で「先生、愛しています」と書いてくれて、国や言葉が違えど人の温もりを沢山感じた研修となりました。
日韓保育交流の研修に参加させていただきました。保育に入ったのは5日間という短い期間でしたが、色々な学びがありました。言葉が通じない中でも英語やジェスチャーで通じることが多く、何より言葉が通じなくても気持ちで通じることができたと実感したときはとても嬉しく思いました。楽しく過ごせたことはいろんな方からのサポートもあってだと思っています。子どもたち、先生方と一緒に過ごした日々を忘れず、この貴重な経験を糧に今後も保育に励んでいきたいと思います。