HR(人権)プロジェクト ~自分もあなたも大切~
6月4日(木)エンパワメント堺の方々にお越しいただき、ペリカン児(5才児)がHR(人権プロジェクト)に参加しました。HRプロジェクトというのは、一人ひとりを尊重することや人とのつながり、人にはいろいろな気持ちがあることなど、人権の課題について、ワークショップ形式で学ぶものです。
先ずは動物(うさぎ、ペンギン、とら、うま)の絵を見ながらそれぞれの気持ちは?というワークからです。子どもたちは次々に手を挙げ、うさぎは「かわいい気持ち」「跳びたい気持ち」など、答えていきます。1つの動物をとっても、子どもたちの感じ方や捉え方は様々です。そうしたことから人にはいろいろな気持ちや考え方があって当然なのだと知っていきます。また、「イライラしたり腹が立つことがあるのは当たり前だけど、だからと言ってパンチやキックで表すことは違う」ということを簡単な劇を通して考えていきます。玩具を取った、取られたという日常によく起こる出来事も、当事者としてではなく、第三者として見ることで、少し客観的に「ああすればいいんちゃう?」「こうした方がいいんちゃう?」と様々な意見がでてきました。最後には「イラッ」とした時に心を落ち着かせる動作を教えて頂くと共に「いろんなきもちがあるよね たいせつにしよう あなたのきもち あなたのからだ」と書かれた紙も一人一枚ずつ頂きました。ありのままの自分を認め、自分も相手も大切にする。とても難しいことですが、「ひとつひとつ」「一歩一歩」と少しずつ子どもたちの糧になればいいなと思える貴重な時間でした。
ちなみに「イラッ」とした時に心を落ち着かせる動作とは「目をつぶり、息を吸い、両手をグーにして肩を上下に数回動かし、最後に息を吐く」というものです。みなさんも、心を落ち着かせたいときにやってみてください!