ぺりかんさん(年長児)がワークショップに参加しました。
6月3日(木)保育園プレイルームにて、ペリカンさん(5歳児)が、エンパワメント堺のHR(人権)プロジェクトのワークショップに参加しました。文章で見るとすごく難しいことと思ってしまいますが、子どもたちにも非常に分かりやすく、体験、経験をしながら学んでいけるワークショップです。今回はまず『この部屋でこの形(丸や四角など)と同じ形のものはどれかな?』や目を閉じて『この音はどんな音に聞こえる?』など、子どもたちに様々な問いかけをしていき、色や形を見つける力、音を聞く力、想像する力など、子どもたちの五感の力に働きかけていきました。 一人ひとり持っている力や感じる力はたくさんあるけれど、それぞれが違うということ、好きな物、苦手なことも一人ひとり違うということを分かりやすく伝えてくださりました。その後は、子ども同士の関わりの中でよくある場面を、講師の方々が子ども役を演じ、『この子はどんな気持ちやったかな』、『何て言えばよかったかな?』など子どもたちに問いかけていきました。子どもたちも意欲的に『こうすればいいんちゃう!』と様々な意見を発表していました。あっという間に終わりの時間となりましたが、ワークショップを終えた後には、毎回行っているトークタイムがあります。3名の講師の方々にお話ができる時間で、話をしたい子だけその場に残って、さっき言いそびれた事やちょっとした悩みなど一人ひとり個別に話を聞いてくれる時間。それでも半分近くの子たちが参加し、話を聞いてもらえたことで、ちょっと嬉しい気持ちになって部屋に戻っていく姿がとても印象的です。
5歳児さんは、保育園では一番の年長ということで、“3歳児リスさんのお世話をしないと!”“しっかり頑張らないと!”とついつい頑張りすぎてしまう子どもたちです。 それでもまだまだ甘えたい時もある小さな子どもたち。様々な気持ちの葛藤があり、思い悩む子もいます。このワークショップをきっかけに自分の気持ちを大切にすること、自分の気持ちをどう表現するのか、自分と友だちは違ってても良いということ、など感じてもらえたらと思います。